ここでは私の乳がんが発見されて、治癒するまでの心境をお話していこうと思います

乳がん検診を怠った私

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2009年のある日、いつもとかわらず隣町にある温泉に行った時の事・・・
ここは私が通う温泉の中でもホームグラウンド的な所で、
顔見知りの方々とサウナの中で「あ~でもない!こ~でもない!」と
お話をしながらリラックスできる場所です。

以前からそこには“ 乳がん検診を受けましょう! ” という
プレートがかかっていました。
そして、自己検診の方法も詳しく書いてあり
何気にいつもそれを見ながら
「しこりなんて自分でわかるのかな?」と思いながら
「ま~一応ね~・・・やっぱりなんにもないし・・・」と自己検診をしてました。

只、この時マンモグラフィーやエコーとかの乳がん検診は
30才の時に町役場で受けて以来、異状なしの言葉に安心し、
「そうよね!こんなに元気な私が乳がんなんてありえない!」
そう思って6年間受けていませんでした。

え?私が乳がん?ふつふつと湧いてくる恐怖心。それは36歳の時のことでした

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そんなある日、「あれ?なんかコリコリする?」
左の上に違和感を感じました。
「まさかね・・・あ~、乳腺炎ってやつかな?でも一応病院に行こう」
そう思い病院を予約しました。

受診まで1週間程あったんですが、いつもそこに “ しこり ” があるんです。
どんどん不安になってきました。
仕事をしていても、人と会っていても、何をしていても
いつも頭のなかに「私乳ガンかも・・・」と思う恐怖。
何とも言えない時間でした。

乳がん確定!

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受診当日。
私は歯科医院で働いているのですが、そこの後輩の子と2人で検診へ。
その子も気になることがあるとの事で、一緒に予約をとりました。
マンモグラフィー、超音波、先生の触診・・・
一通り終わって会計へ行くと、
後輩の子は「また一年後の検診でいいそうです!」との事。
私もきっと・・・と思っていましたが、結果は
「次回は針精検ですね」
「なんですかそれは!?」
「しこりの部分から細胞を少し取りもっと詳しく調べます。痛くないので大丈夫ですよ!」
・・・
いやいや、痛い、痛くないの問題じゃなくて・・・
と思いながら一週間後に針精検を受ける事に。

この針精検、一応麻酔をするんですがやっぱりそれなりに痛かったですよ。
ここまで来たら、「やっぱり乳がんかもね~」と気持ちが60%ほど固まってきました。
それから受付で言われました。
「次回は必ずご家族とお見えください。」=「残念ながらあなた乳がんですよ。」

この時まで私は「乳がんなら一人で受け止めよう!」と思っていたので、
「私一人じゃダメなんですか?」と聞きましたが、あっさり「ダメです」との返事が。
しばらく頑張ってみても、ど~してもご家族と来てくださいの一点張り!
もう、私の中で~乳がん確定!~のスタンプが押されました。

告知~女の命とも言える髪の毛を失うの?

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2009年、5月16日

針精検からさらに2週間後位に主人と病院へ。
診察室に通されて先生から
「検査の結果、乳がんだね。」の一言。。。
「やっぱり!ほらね!思った通りだ!」
ホントにそんな感じでした。

泣き崩れたりするのかなぁ?とか思っていたんですが、
ここまで結構時間があったので案外肝が据わっていたようです。

「乳がんの大きさは1.6㎝。浸潤癌だね。
2㎝以下だから初期に入るけど、年齢的に考えてステージは2となりますね。」

「先生、やっぱり抗がん剤って使用するんでしょうか?」

「そうだね。リンパ節転移を調べてからになるけど多分必要になると思うよ」

「そうなるとやっぱり髪の毛って全部なくなるんですよね?」

大丈夫だよ。私の灯台になった一言

私の心の灯火、ライトハウス

「そういう事になるね。でも大丈夫!
ご主人の頭にはもう生えてこないけど、あなたは抗がん剤終わったらすぐに生えてくるよ!」

・・・・・・・え~~~っ!そんなこと今言います???
と主人を見たら
「そうよ!そうよ!」と励ましてくれました。

告知を受けたショックを和らげる為、先生の心遣いだったんだろうなと思います。

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